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ouchi-photoのブログ

愛媛県松山市のカメラマン 中村 誠二のブログです

EOS 5D Mark2 ちょっとだけテスト 

EOS 5D Mark2 をお借りする機会に恵まれましたので、テストというほどではありませんが、ちょっと撮影してみました。恥ずかしながらフルサイズのカメラは今までにKDB(神戸デジタル勉強会)などで触ったことはあるものの、実際に自分で撮影して画像をPCに取り込み、モニターで確認したことはありませんでした。
道後温泉本館。5DMk2で撮影しました。この建物を見た兵庫の友人は「千と千尋や~」と言ってました。左上に小さく女性が見えますが、入浴客は入浴後に浴衣に着替え、料金によって個室や大広間でお茶とお菓子をいただきます。あの部屋は多分お高い個室かな。

まず画質ですが、これはもう感動ものでした。APSサイズCMOSセンサーのカメラとは別物と言っても過言ではありません。当然ですがISO100ではノイズはゼロ、階調も非常に滑らかでハイライトからシャドーまでのつながりもよく、スッキリとしていてツルンとした画像です。JPEGではイマイチな解像感(とはいってもAPSサイズのカメラよりは断然いい)もRAWで撮影すると驚くほどよく解像します。AWB(オートホワイトバランス)の精度も優秀で、どんなシーンでもとにかくAWBで撮影すればきれいに写ってしまう、、、といった印象です。ただしこれだけの画素数とセンサーサイズですので、レンズを選びますし手ぶれを起こさないようにキッチリと撮影することが絶対条件です。わずかなブレ、ピンぼけも許されません。APSサイズではすでに画素数の面で限界を超えてしまっている感があり、ノイズや階調の面で弊害が出ている印象ですが、フルサイズのカメラはまだ余裕があるように感じます。(いやこちらもそろそろ限界が近いかな)

100%で切り出しています。瓦の一枚一枚までよく質感を描写しています。

同じく100%で切り出し。右いちばん奥のビルの壁面です。タイルの一枚一枚まで完璧に解像しています。APSサイズのカメラでは到底解像してくれず、ぼやけた感じに写ります。

背面液晶も50D同様、非常にきれいでピントチェックもバッチリできます。ただ、撮影後の画像を細部まで確認するにはシャッターを切った後、再生ボタンを押してから任意のサイズまで一回一回ボタンを押して拡大しなければなりません。ニコンの上位モデルのように、シャッターを切ったらボタン一発で瞬時に拡大する機能を付けて欲しいものです。

この翌日に先輩のO崎カメラマンがスタジオでテストをするというので参加させていただきました。テストに参加したカメラはキヤノンの5DMk2、50D、KissX、ニコンのD700、D90、D200で、カラーチャート、グレーチャート、クレヨン、カメラ(ローライの35TEブラックボディ)、フィギュア3体、赤と白の和紙などを置いて撮影し、RAWファイルをDNGに変換(CS3で現像するため。CS3は5DMk2に未対応)、同条件で現像しました。トータルで一番よかったのはやはり5DMk2でした。解像感が群を抜いていて、立体感というか奥行きがあるといった感じです。高感度のノイズではD700に一歩及びませんでしたが、APSサイズのカメラとは比較にならないほど素晴らしい結果でした。(ちなみに詳細は割愛しますが以外によかったのはニコンのD90、以外に悪かったのはキヤノンの50Dでした。)

右の和紙の赤が飽和していますが、Windows系のWebブラウザはカラーマネージメント非対応なので正しい色で見ることはできません。

今回のテストで興味深かったのは現像ソフトによる色・階調再現の違いでした。データーを持ち帰って隅々までチェックしてみたところ、どのカメラも赤い和紙が飽和してしまっていて表面の質感が全く再現されていません。また、斜めの線においてはジャギーも出やすいようです。(現像設定はCamera Rawデフォルト)赤の彩度や明度を調整すれば和紙の表面はほぼ再現されましたが完全ではありません。キヤノンの純正現像ソフトDPPでは発色は異なるものの赤のトーンは似たような傾向でした。ちなみに赤い和紙の再現性がいちばん良かったのはSILKYPIX Developer Studioでした。ジャギーもありません。このソフトはシャドーの階調が出やすいかわりにハイライトの階調表現は苦手なようで、色の出方も癖があって扱いが難しいような気がします。しかししっかり調整さえできれば解像感も高く、立体感のある画像が作れます。

話がそれましたが、5DMark2は素晴らしいカメラです。完璧とは言えない防滴・防塵性能、エリアが狭く数も少ないフォーカスポイント、安っぽくて気の抜けるようなシャッター音(静かなのは私にとっては嬉しい)、お粗末な連続撮影枚数、なぜか上位機には装備されないポップアップ式のストロボ(あると何かと便利)、下位機と変わりばえしないボディ外装なんて、値段と画質を考えれば充分目をつぶれます。このカメラがあれば仕事の幅もうんと広がることでしょう。またいつもの自転車操業でもしますか。(^_^;
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